先進医療等の評価療養と患者申出療養~その考え方と出口戦略〜

4月27日(木)本学の最先端医療イノベーション棟1階、マルチメディアホールにて、今年度1回目の「アカデミア臨床開発セミナー」を開催しました。
講師として、厚生労働省医政局研究開発振興課で、先進医療専門官として活躍されたご経歴をお持ちの 真田 昌爾先生(現 大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部 特任准教授)をお迎えし、『先進医療等の評価療養と患者申出療養~その考え方と出口戦略~』というタイトルにてお話いただきました。

昨年4月から始まった「患者申出療養」制度は、この3月に初めてこの制度で医療機器を使った療養が阪大で始まり記者会見が行われるなど、非常にタイムリーな話題で学内でも注目を集めております。そこで、承認取得を目指す学内の開発シーズをお持ちの先生方や多くの研究者の方々、また附属病院の各診療科・保健学科等の先生方や、これを機に制度を詳しく知りたいと興味を持たれた学生さん、更にポスターや案内メールを見て来場された学外の方など、会場いっぱいに合わせて約80名の皆さまが聴講されました。


90分間のセミナーで使用された約80ページのパワーポイント資料全てが細部に渡り丁寧に作りこまれていたことや、先生のご説明の一つ一つが非常に分かり易かったため、先生の熱心なご講演に頷きながらメモを取る方も多く見られ、会場は熱気に包まれていました。

また、内容は国際共同臨床研究支援室の事務の私たちでも十分に理解することができました。聞き手の興味をそそり、尚且つ上手に語りかけるようなレクチャーだったゆえ、講演終了後には一部の方からは、「是非、高校受験や大学受験を控えた我が家の子どもたちに家庭教師をお願いしたいくらいです!」というユニークな感想もチラホラと上がりました。

次回は5月25日(木)17時半より本学最先端医療イノベーション棟1階マルチメディアホールにて、第一三共株式会社より講師の先生をお招きし、第2回アカデミア臨床開発セミナー「製薬企業から見た国際共同臨床試験~癌を中心としたグローバル開発~」を開催いたします。数多くの方々の参加をお心よりお待ちしております。

【当日のご講演内容】

  • ◎ 臨床試験と保険診察 ~保険外併用療養~
  • ◎ 評価療養のレギュレーション ~治療と臨床研究~
  • ◎ 先進医療について
  • ◎ 患者申出療養について
  • ◎ まとめ
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